2004年 05月 27日
連結配当 |
なんか毎日疲れやすいというか、ダルイというか。また肝炎か?コラムです。今回は、“連結配当”っちゅータイトルにしてみました。もちろん、日本で連結配当をしてる会社はありませんし、できません。そんな規定はないですから。配当といえば、委員会等設置会社では株主総会の決議なしで配当ができるそうですね。ソニーや野村では、3月決算会社なのにもう配当をするらしいです。それがスバらしいことなのかはどうかはよくわかりませんが、確かに配当って遅いですよね。決算日から3ヶ月以上待つわけですから。しかも総会の決議って、結局流れ作業じゃないですか。そこで配当の決議がひっくり返ることなんて、そもそもあるのだろうか。現に配当なんて、決議の翌日に郵送されるわけだし。すべて郵便物は出来上がってるわけですよね。決議前に。まあそんなことはいいや。今回は、連結配当についてです。さっきも言ったように、日本では今のところ有り得ない制度です。しかし、アメリカなどではカリフォルニア州などのように連結配当も可能なところがあります。じゃあ、日本でもできるようにすれば?とも思いますが、実際どうなんでしょう。連結配当を実施できる地域では、それなりの制限を設けているようです。つまり、そう簡単には連結配当はできないようになっているそうです。その詳細はよくわかりませんが、確かに連結配当には問題があります。それは主に債権者との関係において起こると考えられます。債権者は、親会社なり、子会社なりの法人にのみに弁済の強制力をもつわけで、連結とかそういう概念とは関係のない存在です。よって、親会社の配当可能利益の算定や配当政策などが親会社の剰余金にダイレクトに影響を及ぼすことになるので、債権者は自分たちの担保が危険に晒されるなんてたまったもんじゃないということになるわけです。つまり、親会社の個別の利益剰余金と連結利益剰余金の問題であり、その差異によって配当原始が資本に食い込む場合があるかもしれないということです。そもそも連結配当ということを実施するのは、子会社なども考えるとどういう仕組みになっているのかよくわからないのですが。。。たぶん、それ以外にも問題山積みなのでしょう。でも、そういう形もあっていいのかもしれませんよね。会社の形もいろいろあるわけですし。結局、話は投げっぱなしで曖昧なまま終わってしまうわけです。勉強不足も然ることながら、そもそもきちんと完結させる気もなかったりして(?)。
by yangyi0312
| 2004-05-27 00:00
| 会計一般