2004年 12月 12日
ジェネレーションY |
コラムです。最近、日経の夕刊で“ジェネレーションY”という特集をしばしばやっています。ということで、今回は“ジェネレーションY”。で、ジェネレーションY(以下、Y世代)という言葉ですが、ものによってその範囲はまちまちですが、大体16~25歳と考えてよいと思います。元々は、アメリカの言葉で、1975年以降に生まれたアメリカの若者を指します。なぜ、ジェネレーションYなのかと言えば、その上の60~74年生まれの若者をジェネレーションXと呼んでいたので、アルファベット順でその次のYがついたということです。日本で言うと、ジェネレーションXが新人類と呼ばれた層、まあ団塊ジュニアでしょう。そういう私は団塊ジュニアですが、生まれた時期でいうとY世代に属します。一般的にY世代は、ポスト団塊ジュニアってとこでしょう。今、日経夕刊で連載されているジェネレーションY第6部は、日本のY世代、特に大学を卒業して就職していく若者にスポットを当てて書いてあるので非常に興味深いです。学校では、「個性」や「自分らしさ」を前面に押し出されて教育されてきて、自分の得意な分野や夢を大事にすることを生き方として教えられてきた世代です。そんななかで、学生時代をバブル経済絶頂とその後の失われた10年のなかで過ごした世代。高度経済成長のなかで育ち、順調に給料も上がっていく終身雇用のなかで働いてきた方とは、ものの考え方は異なるでしょう。世の中が暗いなかで育った世代は、生き残るには個性(人とは違う能力を身に付けること)を重視したり、世の中に諦めの感情を抱いたりする人も少なくないです。また、豊かになった日本で育った世代であり、兄弟も比較的少なく裕福に育った分根性がないです。しかし、転職が多かったり離職率が高いのは、それだけが原因だということではないです。今の世の中、企業は即戦力重視です。しかし、即戦力なんてのは新卒ではよっぽど優秀か人間的生活を放棄して仕事をしない限り土台無理な話です。潜在能力はあってもそこで躓く人も多いはず。人材教育関係には、人員削減も大いに関係しています。夢を持って学校で勉強してきても結局仕事として実現できない人も多い。それは、まあ当然な話ですが折角きっちり勉強してきた人材をルーチンワークや雑用に使用するのは経済的にもマイナスでしょうし、人が育ちません。創造的な仕事は経済の活力剤です。話は変わりますが、Y世代は世の中に様々な商品や流行を創造してきました。良くも悪くも。マーケティングなんかでは、重視されるそうですが、これからは若者より退職を控えた団塊の世代なんかがかなり重要でしょうね。ふと思い出しましたが、小学校や中学校でよく「21世紀はあなたたちの時代です。」なんてよく言われたものですね。頑張れY世代!
by yangyi0312
| 2004-12-12 00:33
| 独り言