2004年 09月 23日
コンテンラーメン |
二度と受けたくない語学試験を二度受ける羽目になりました。とほほ。さて、今回は“コンテンラーメン”にしました。こてこてのラーメンではありません。正式には、Kontenrahmen。ドイツ語です。何故か私の家には、『コンテンラーメン』が存在します。そう、シュマーレンバッハ著、土岐政蔵訳のあれです。2年くらい前に古本屋で偶然見つけて、確か1,300円くらいで買ったような気がします。まあ、定価は380円(昭和28年刊)なんですけど。ちゃんと付録もついてます。コンテンラーメンとは、勘定組織計画であり、英語で言うとuniform chart of accounts、フランス語で言うと前に述べたplan comptable generalになるそうです。ここにいう勘定組織計画は、簿記などの計算構造の意味での勘定組織とは違って、会計実践における複数の企業に対して標準化された勘定組織のモデルを言うそうです。そして、特定企業についての勘定組織計画は、コンテンプラーン(Kontenplan)というそうな。なんとなくわかるけど、ややこしい。プラン・コンタブルがフランスの影響下にあった地域に影響を与えたように、コンテンラーメンも主に東欧社会主義諸国においてですが、会計上の影響を及ぼしたようです。コンテンラーメンが書かれた当時においては、会計に大きな影響を与えたものだと思います。さて、そもそも私はこの本が欲しかったわけではありません。ただ、会計学の有名な古典の一つですし、二度と書店ではお目にかかれないと思い買いました。あと、安かったから。こういう類のものは、ほぼ自分のものとして手に入れるのは不可能といえます。貰わない限り。『動的貸借対照表論』や『会社会計基準序説』、『基礎的会計理論』のようなものは、すでに絶版になっちゃってますからね。欲しいと思う人はボチボチいると思うんですけど。いや、増刷するには需要不足か。でも、『FASB財務会計の概念フレームワーク』は刷るべきだと思います。絶版にはまだ早い。余談ですが、ウチにある最も古い本は、坪内平太郎『快馬一鞭』(大正3年刊)という本です。いろいろな経緯があって手に入れた本で定価は1円20銭。2,500円で買いましたけど。さすがにこのくらいになってくると読み辛くなってきます。まさに漢字のお勉強モード。まあ、ほとんど読んでないですけど。『コンテンラーメン』に至っては、全く読んでおりません。本ってこんな感じで増えていくんですよね。
by yangyi0312
| 2004-09-23 19:47
| 会計一般